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【東京五輪】<トライアスロン会場>リオ笑えぬ死骸と大腸菌の海「この20年で、海中の環境はどんどん悪くなっています」

   



引用元:【東京五輪】<トライアスロン会場>リオ笑えぬ死骸と大腸菌の海「この20年で、海中の環境はどんどん悪くなっています」
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1482386198/


1: 2016/12/22(木) 14:56:38.99 ID:CAP_USER9.net
 莫大な建設費をめぐってすったもんだの展開が続く東京五輪・パラリンピック。だが、海の中にも意外な問題が潜んでいることをご存じだろうか。

 トライアスロンと水泳のマラソン会場に選ばれたお台場海浜公園(港区)の近くの海中に潜り、約20年にわたって定点観測を続けている日本水中科学協会の須賀次郎代表理事(81)がこう語る。

「この20年で、海中の環境はどんどん悪くなっています。マハゼやイシガニなど生物の数は減っているし、環境汚染に伴う青潮などの影響か、夏には海底近くが無酸素に近い状態となって貝などが死滅する現象が起きる。近年増えた外来生物のホンビノスガイなどの死骸が海底に累々と折り重なります。競技に直接支障はないでしょうが、イメージの問題はあるでしょう」

 夏といえば、まさに東京五輪の開催時期。リオ五輪ではリオデジャネイロ沿岸の海の汚さが話題となったが、日本もよそ様のことを笑っている場合ではない。

 問題はまだある。都が2013年にまとめた環境調査では、この付近の海中で国の水浴場の基準値(100ミリリットルあたり1千個)を超えるふん便性大腸菌群が検出されているのだ。

「大腸菌群の値は普段は基準値以下ですが、大雨の後などに下水処理場の能力が追いつかなくなり、汚水がそのまま放水されるため一時的に高くなる。この状況は今も改善されていません」(前出の須賀氏)

 東京都五輪・パラリンピック準備局に尋ねると、「徐々に下水処理場の貯留槽を増やすなどの対策をとっており20年までには改善が期待できる」とのこと。一方、青潮などによる生物の死滅については、都の環境局の担当者が「普段から赤潮や青潮の原因となる海水の富栄養化を抑制するため、排水の規制などに継続的に取り組んでいます」と説明したが、今のところ五輪に向けて特別に手を打つ動きはないようだ。前出の須賀氏はこのように語る。

「赤潮や青潮の問題は簡単に解決しないでしょうが、数十メートルおきに酸素を供給する生物の避難所をつくるなど局所的な対策も考えられます。せっかくの東京五輪なのだから、競技をして終わりではなく、これを機にきれいな江戸前の海を復活させて、世界にアピールできるようにしてほしい」

 東京はハコもの以外の“レガシー”も残せるのだろうか。

※週刊朝日 2016年12月30日号

dot. 12/22(木) 7:00配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161221-00000248-sasahi-spo

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