自殺練習県大津市でのいじめ自殺から5年　「やりすぎんなよ(笑)」

大津市で中学２年生の男子生徒がいじめを苦に自殺してから１１日で５年となり、生徒が通っていた中学校で全校集会が開かれ、校長が、自分の命を大切にする気持ちを忘れないよう呼びかけました。

平成２３年の１０月１１日、大津市の中学２年生の男子生徒がいじめを苦に自殺しました。生徒が通っていた中学校では毎年、命日に合わせて、命の大切さについて考える集会を開いています。

１１日、会場の体育館には、「生き抜く」、「命」といった言葉が掲げられ、島崎輝久校長が「自分の命を大事にする気持ちが周りの人を大切にする温かい気持ちにつながることを忘れないでほしい」と呼びかけました。

このあと全員で黙とうし、生徒たちが「命」をテーマにした詩やメッセージなどを発表しました。島崎校長は、「きょうは二度と同じことを起こしてはいけないという決意を新たにする日です。いじめで悲しむ子どもが出
ないよう、日々、心がけ取り組みを続けたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161011/k10010725431000.html