日馬富士は普段から貴乃岩を気にかけており、貴乃岩が白鵬から叱責されると庇ったりしていたという話

“弟弟子かばった”横綱がナゼ…公表の詳細
2017年12月1日 19時25分 日テレNEWS24


　日本相撲協会は１１月３０日に理事会を開き、元横綱・日馬富士の暴行問題について、調査の中間報告を公表。初めて協会として把握している暴行の詳しい状況が説明された。そこで明かされた詳細と、それまでの日馬富士と貴ノ岩の関係、今後の展開は。

■なぜ殴ったのか、中間報告で説明された詳細は

　これは、白鵬が説教をしている時の貴ノ岩の態度が悪かったからという。

　そもそも事件が起きた二次会は、当初言われていた“モンゴル力士会”ではなく、貴ノ岩らが卒業した高校の関係者が声をかけて開かれたものだったという。

　ここで白鵬が、貴ノ岩らに、「お前さんたちが相撲をとって生活できるのは、高校の先生方にお世話になったからだ。その恩を忘れないように」と諭していた時に、貴ノ岩がスマートフォンをいじっていたため、日馬富士が注意した。

　すると貴ノ岩は、「彼女からのメールです」と苦笑いを浮かべたという。それに日馬富士は腹を立てて、謝れ、と平手で顔を殴る。すると貴ノ岩は、にらみ返した上、謝罪しなかった。

　それが火に油を注ぐ形になって、日馬富士は、謝るように言いながら、平手で十数発、カラオケのリモコンで頭を数回殴った、という報告だった。

■日馬富士と貴ノ岩の関係

　なぜ、ここまでの暴力になってしまったのか。中間報告では、日馬富士と貴ノ岩の関係についても触れられた。

　日馬富士は父親を亡くしていて、貴ノ岩は両親を亡くしている。２人は境遇が似ていることもあって、日頃から日馬富士は貴ノ岩をかわいがっていたという。礼儀やしつけを指導したり相談に乗ったり、食事もするという関係にあったという。

　１１月２９日の引退会見でも、「弟弟子を思ってしかった」と言っていた。

　事件直前の一次会でも、白鵬に注意された貴ノ岩を、日馬富士がかばうような場面もあったという。

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