【座間9遺体】白石容疑者、再逮捕。15日ぶり６回目

　神奈川県座間市のアパートから９人の遺体が見つかった事件で、警視庁捜査１課は３１日、群馬県邑楽町の高校１年の女子生徒（１５）を殺害したとして、無職の白石隆浩容疑者（２７）を殺人と死体遺棄・損壊容疑で再逮捕した。一連の事件で逮捕は６回目。女子生徒は一連の事件で最年少の被害者で、２番目に殺害されたとみられる。

　再逮捕容疑は昨年８月２８日ごろ、座間市緑ケ丘６の自宅アパートで、女子生徒の首をロープで絞めるなどして殺害し、遺体を解体して室内や付近のごみ集積所などに遺棄したとしている。容疑を認めているという。

　同課によると、女子生徒は同８月２６日にツイッターを通じて白石容疑者と知り合った。同２８日朝には群馬県の自宅を出て、午後０時４０分ごろに現場アパート最寄りの小田急小田原線相武台前駅で下車。ここで白石容疑者と会い、何らかの相談をしたとみられる。

　その後、女子生徒は一人で同線相模大野駅に行き、近くの店でＴシャツを購入した。同７時２０分ごろには、小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅で下車。同８時ごろには再び同駅から電車に乗り、現場へ向かったとみられる。

　女子生徒は同駅構内のトイレに携帯電話や交通系ＩＣカードを捨てていたが、白石容疑者は「捨てれば捜索が打ち切られるのでその方がいい、と提案した」と供述しているという。【深津誠、春増翔太、山本佳孝】