児童スポーツ、水泳が不動の1位　サッカーは下落、野球「半減」

　授業以外でスポーツ活動する県内児童の32・３％が水泳を選び、全種目に占める割合は20年前から上昇し続けていることが、12日までに県教委が公表した「小学生のスポーツ活動に関する調査」で分かった。２位のサッカー、３位の野球を足したより割合は高く人気はずばぬけており、２位以下との差は拡大傾向にある。県教委スポーツ振興課は「体力づくりなどを目的に習い事の一環で水泳を始めさせる親が多いのではないか」と分析している。

　調査は１９９６年度から５年ごとに実施している。５回目の今回は、２０１６年７月１日現在で県内公立小４～６年の全児童５万２４６７人を対象に行った。種目の割合は、水泳に次いでサッカーが18・７％、野球が12・７％だった。スポーツ活動実施率は、64・３％で過去最高を更新した。

　初回の96年調査では、水泳25・９％、野球23・５％、サッカー23・３％と３種目の差はほぼ横並びだった。しかしサッカーは増減を繰り返しつつ下落、野球は20年でほぼ半分まで落ち込んだ。一方で水泳は毎回上がり続け、不動の１位となっている。




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