絶対に後悔しないロードバイクの買い方教えてくれ

　全国的にスポーツサイクルが人気を集める中、青森県田子町でロードバイクを観光客誘致や産業振興につなげようとする取り組みが動き出した。

　３１日には田子町ツーリズム推進組織委員会が結成され、サイクルイベント開催や、サイクリング用ウェア、電動アシスト付きのロードバイクを製造・販売する事業プランなどが発表された。

　推進組織委は、地元の観光協会、商工会などの代表が委員となり、町もオブザーバーとして参加する。委員長には、八戸市の磁性デバイス製造会社「コア　ライン」社長で、自らもロードバイクを愛好する加藤正行さん（５２）が就任した。

　計画によると、サイクルイベントは６月３日開催で、参加者５０人を募集する。コースは、１００年ほど前の農村生活を再現・保存している観光スポット「タプコプ創遊村」を起点に、
牧場や観光名所「みろくの滝」などを巡る約８０キロなど。参加者らには特産の田子牛やニンニクもＰＲし、リピーターの増加につなげたい考えだ。

　加藤さんは本業を生かし、電動アシスト付きロードバイク「Ｅ―ｂｉｋｅ」の開発も進めている。「上り坂をきつく感じる高齢者や女性サイクリストには需要があるはず」と語り、２年後の完成を目指す。

　製造会社は近く町内で創業する方針で、自転車だけでなく女性向けを中心としたサイクリング用ウェアも手がけるという。社名とブランド名は、
イタリア語の「攻撃」を意味する「ＡＴＴＡＣＣＯ（アタッコ）」とし、発音が似ている「たっこ」の地元ブランドだと強調する狙いだ。

　加藤さんは「サイクリストは上り坂が大好き。坂が多く、大自然の中を走れる田子はうってつけの場所だ。情報発信にも力を入れ、世界からサイクリストが訪れる聖地にしたい」と意気込んでいる。

http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170201-OYT1T50014.html