なろう主人公「やれやれ、獣人の娘だらけのお屋敷では、抜くこともままならないな……」
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なろう主人公「やれやれ、獣人の娘だらけのお屋敷では、抜くこともままならないな……」
1:風吹けば名無し@\(^o^)/2017/05/18(木) 13:34:31.52 ID:HXS9HgQD0.net
長く険しい洞窟から森の中の田舎町へ向かっている内、すっかり日が暮れてしまった。
食料は残り少なく、ビンの中の水に至っては一滴も残ってはいなかった。
やがて歩くことままならなくなり、徐々に薄れゆく意識の中で「もう死んでしまうのだろうか」と考えながら目を閉じ、小一時間。
気が付くと、獣人の娘たちが主人に仕えながら暮らす大きな屋敷にいた。
彼女らの作る料理は、今までの携帯食糧漬けの舌からすればこの世のものとは思えないほどのご馳走だった。
食事だけでも十分だったが、屋敷の主人のはからいで一晩だけ泊まらせてもらうことができた。
部屋に通されたものの、なぜかすぐには寝つけなかった。今までの長旅のなかで溜まっていたものは疲れだけではなかったのだ。
そして、我慢できず部屋の中で自分のモノを慰めてしまった。
「忘れ物、忘れ物」
ふと我に返ると、扉の向こうから獣人の娘の声がした。
――まずい、こっちに来る!こんなところを見られたら……
俺は急いでズボンを履いた。この動作は今までの旅の中でどんな敵の攻撃をかわした時よりも早かったに違いない。
ギー……と重い音を立てながら、扉は開いた。
「あらあら、お客様?まだ起きていらしたのですね」
扉から顔を覗かせたのは、きれいな小麦色の耳を生やした聡明そうな娘だった。
「くんくん……なんでしょうか、この臭いは……?」
狐耳の娘は俺の顔を見終わらないうち、すぐになにかに感づいたのか嗅覚を集中させた。
食料は残り少なく、ビンの中の水に至っては一滴も残ってはいなかった。
やがて歩くことままならなくなり、徐々に薄れゆく意識の中で「もう死んでしまうのだろうか」と考えながら目を閉じ、小一時間。
気が付くと、獣人の娘たちが主人に仕えながら暮らす大きな屋敷にいた。
彼女らの作る料理は、今までの携帯食糧漬けの舌からすればこの世のものとは思えないほどのご馳走だった。
食事だけでも十分だったが、屋敷の主人のはからいで一晩だけ泊まらせてもらうことができた。
部屋に通されたものの、なぜかすぐには寝つけなかった。今までの長旅のなかで溜まっていたものは疲れだけではなかったのだ。
そして、我慢できず部屋の中で自分のモノを慰めてしまった。
「忘れ物、忘れ物」
ふと我に返ると、扉の向こうから獣人の娘の声がした。
――まずい、こっちに来る!こんなところを見られたら……
俺は急いでズボンを履いた。この動作は今までの旅の中でどんな敵の攻撃をかわした時よりも早かったに違いない。
ギー……と重い音を立てながら、扉は開いた。
「あらあら、お客様?まだ起きていらしたのですね」
扉から顔を覗かせたのは、きれいな小麦色の耳を生やした聡明そうな娘だった。
「くんくん……なんでしょうか、この臭いは……?」
狐耳の娘は俺の顔を見終わらないうち、すぐになにかに感づいたのか嗅覚を集中させた。
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